那須
母の田舎に帰った。新幹線に乗りたかったのだが、ふみちっちにはもう席がなく乗せてもらえなかった。メイメイ言いながら那須についたら、近所の公園に連れて行ってもらい、やっと遊べた。
魚もいる公園で、父上がはしゃいでジャングルジムに登ったのを見上げた。
ふみちっちを置いていくなんてけしからんことだと思い、追いかける。
そうこうしているうちに、母も空飛ぶ線路を走り出した。
ふみちっちを置いていくなんてけしからんことと思い、追いかける。でもなんだか体が傾いて追いかけられない。
ジャングルジムも線路も登り切れないふみちっちは、滑り台に登ることにした。一人で登っていると、父上も、真似して登りたいと思ったのか、後ろにぴったりと張り付いて追いかけてくる。
滑る時までついてくる。
一通り遊んで、ぷらぷらと家路につく。
まだ遊びたいとちょっと未練を残したけど、父上に引きずられて帰った。