幼稚園のプリム
今日は幼稚園のプリムパーティーだ。昨日もそうかと思ったけれども間違いだったので、やっとだ。皆ひと月以上前から衣装を作り出したりと大変気合が入っているらしい。
ハマンの耳なんかも焼いて出してくれる。
ふみちっちはピーターパンだ。日本から持ってきて良かった。
かやぴもトランポリンを楽しんだ。腕が丈夫なのでなんだってできるのだ。
滑り台をベン君について何度も滑った。あまり相手にはしてもらえなかったけど、りっくんの様におとなしいのだ。
かやぴも歩き回ってご満悦だ。
外遊びが終わったら工作だ。ふみちっちの得意なのだ。王冠を作る。
そしてマスクを作る。
マリア先生に挨拶しておしまい。
サマリア人と十字架
父上は先週の遺跡見学の最後に足を挫いていて、治りきっていない。ふみちっちはこの頃は歩くのが好きになってしまったのだが、今週は仕方がないので、あまり歩かなくてよいところに行くことにした。善きサマリア人の宿はモザイックの博物館になっていて、これが好きなふみちっちと母で喜んでやってきた。
敷地の中は毛虫だらけでベビーカーから降りれなかったのだけど、建物の中は大丈夫だ。
きれいなモザイックにすっかり満足だ。
カソリック幼稚園児だったふみちっちにも善きサマリア人が何かまでは、実は知らなかった。
こういうことは、その場で覚えれば良いのだ。
かやぴもかなりお気に入りだ。
昔プロテスタント女子中高生だったことのある母が一番気に入っている。
ふみちっちとかやぴの会見。
手からは大好きな地図が離せない。
ふみちっちは毛虫が怖いので、かやぴに踏みつぶすように言ったのだけど、なかなか踏んでくれない。役立たずだ。
その後近くの修道院を二つほど訪問したけれども閉まっていて入れず、磔刑の十字架が切り出されたオリーブの木の跡にある修道院に行ってきた。
木の跡にある金の枠に泣いてキスをするのだ。
ふみちっちも信仰深いのだ。プロテスタントもカソリックも関係ない。なぜならここはギリシャ正教の修道院だからだ。
たくさんの修道士のパンを焼くのは大変だったようだ。
悪いことしちゃだめよ。
ずっと、ねこが監視についてきていた。
砂漠の谷
ねげぶ砂漠の谷を見に行った。
国立公園の年間パスを買って入る。
楽だと聞いていて、舐めている。なぜか、ふみちっちは細かいことばかりが気になる。
がけを母と恐る恐る歩く。まあ、全然怖くない。怖がっているのは大人ばかりだ。
谷の奥には滝があって、一休みできる。
他の人の記念撮影に紛れ込んで、お菓子をもらった。
家族写真も撮っておかねば。
滝の底から、滝の上へと上がる。
まあ、大したことなく、一番にひょいひょいだ。
上は少し見晴らしがよい。
おっかなびっくりの父上をおいて、とことこと行った。
お昼はお弁当だ。中江さんとも仲良し。
かやぴも一人で探検。
公園内での飲食は禁止だと怒られたあと、峡谷の壁を登り始める。
全然怖くないのだ。
梯子だって何でもない。
かやぴと違ってひとりでのぼれるぞ。
峡谷を出た後は近くの岡の遺跡を見に行く。昔のごみ箱を見つけたと思ったのだけど、なんか違うらしい。
この辺りはビザンチンの遺跡らしい。
遠くに、さっき上ってきた峡谷が見えた。
洞窟はネバテヤ人が出てきそうで怖い。
違った出口から出るものだと思ったけど、断られた。この間とは少し様子が違う。
閉じ込められたらネバテヤ人に食べられてしまうぞ。
脱出。
暑い暑い。
地底世界探検
朝早くから母が行きたいという地底に向かった。
入り口は一見遺跡がごろごろしている村にある
狭い階段を降りると広い空間が広がる。
狭いところもある。
地上の家は大変小さい。
ふみちっちは疲れたら肩車だ
地下はいりくんでいて、登ったり下ったり、狭い穴を抜けたりして進む。
水が貯まったりもしている。
壁画のある宗教的な部屋もある。
地上にも少しきれいな建物があり、遠足して見に行く。
冒険の友は棒切れだ。
広い空間は柔らかい白い石を掘って作られている。
夕方になって、ローマ劇場は見逃した