ふみちっちの冒険、かやぴの探検

ふみちっちとかやぴが、その触れる世界を綴る

エルサレム壁を歩く

天気の良いエルサレムに行った。キリストのお墓で歌のついた儀式があった。ふみちっちはずっと居たかったのだけど、かやぴが飽きたので早々と帰った。

途中の商店街ではなぜか羊の縫いぐるみがたくさん売られている。

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母があまり可愛くないって言って買ってもらえない。

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壁登りのチケットやに行くと、ふみちっちもチケットが必要であった。カウンターの下でふみちっちが見えずにかやぴだけが見えたお姉さんが、チケットを売ったおじさんにこの子にチケットを売るのかと驚愕していた。

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天気がいい日は日差しが痛い。

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母のコートは一気に用なしだ。

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父上はふみちっちが落ちないかと気が気がない様子。ドジっ子と全く信用していない。

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ふみちっちは父上の会社はこの金色の建物だとずっと思っていたのだ。遂に見たのだけど、ここじゃないんだって。

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ふみちっちの真似をする悪い奴を見つけた

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どんどん歩くのだ。降りたり。

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登ったり。

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城壁の北の半分を終わるとロックフェラーセンターに入る。

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中庭でおにぎりを食べた。おいしくて三つも食べた。

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ライオンにも乗れる。公園のと違って揺らせない。

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水の吹き出し口ごときに彫刻して。

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かやぴも彫刻が大好きなのだ。

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かやぴの足がこんなに大きくなるには、もういくつ寝るといいんだろう。

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父上の足よりおおきいなあ。

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人だ人だ

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建物の中は古いものがたくさん

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こわいなあ

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入りたくない。お兄ちゃんと一緒に見る。

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タクシーで入り口に戻ってダビデの塔に上った。

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この前向こうの丘に行ったときは雨で寒かったなあ。

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ダビデとは何の関係もない、ダビデの塔で建物見学。隙間から城壁が見えるぞ。

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歴史を少し勉強

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今度は城壁の南側に出発。父上はこの兵器庫の発掘現場のツアーに行ったそうだ。

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南側の壁は通路が溝になっていて怖くない。でも、ふみちっちには何も見えない。

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そろそろ疲れてきて、階段は母にお尻を押してもらわないと登れない

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這うようにして一段一段を登った。

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後ろがつかえているぞ。

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地図読みはいかなる時でも大切だ。

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もう少し

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ははに手を引かれて頑張る

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父上はあまり待ってくれない

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最後は疲れ果てて、額を地面についてうなった。

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ここからヤッファ門までは父上の肩車だ。途中でぐっすり寝て、門の前でアイスクリームを買ってあげるとの母の声で目が覚めた。