無法地帯
父上はかやちゃんのウンチをよく映している。かわいそうだと思うふみちっちは止めるように言うのだけど、やめてくれない。
だいたい父上は、いつもかやちゃんを床にほったらかしにして楽しんでいてひどいのだ。
三連休の真ん中の日、世田谷公園に皆で遊びに行った。かやちゃんもそろそろ遊びに連れ出すことにしたのだ。ここで、ゴーカートに乗ったのだけど、漕げもしなければハンドルも回せなかった。母に呆れられた。
ここにはプレーパークという無法地帯がある。ちょっと潜入した。まずは暗い小屋の中を潜り抜け、梯子を登っていく滑り台だ。
無法地帯を奥まで入り込むと、ツルツルの屋根を登らなければたどり着けない屋根裏部屋がある。周りのお兄ちゃんに手を引っ張てもらって登ったけど痛かった。
帰りは母にアイスクリームを買ってもらった。眠いと言ったらかやちゃんのベビーカーに乗せてもらった。かやちゃんのは青くて大きくてかっこがいいのだ。ずっと乗りたかったのでニコニコだ。かわりにかやちゃんは母に抱かれて帰った。
小さい。今のうちにと、カタツムリや芋虫に化けた。
なんだかよくわかっていない。