トロードス山々
母の大好きなビザンチン教会をみるためにキプロスに飛んできた。
ふみちっちはブルーカードを無くしちゃったのでこの機会に新しいのをもらいたいのだ。
ホテルは一つ星。おじいちゃんの経営する、山の中にある小さな宿だ。
教会は山間の村々にあり、車で村から村へ山道を走って訪問する。
外見は特に宗教的でないが、中にはぎっしりと宗教画が描かれている。
ちょっと村中にあったものから、山の上に外れてある教会へ移動。
電話をかけて中に入れるか確認しなければならない。
先に訪問した人がいたせいか、開いていた。
かやぴも一人で散策だ。
たいてい、外壁のさらに外側に雪除け屋根がついていて、昔の教会がおおわれている。
ふみちっちは少し前に水疱瘡になってのだが、予防接種を受けていたため軽かった。
次の村に移動。たいてい町のコーヒーショップの人に頼んでカギを開けてもらうようだ。
鍵を開けてもらうまで、周りをうろうろして待つ。
屋根の敷板が飛んできて刺さりそうで怖い。
ふみちっちにうつされたかやぴの水疱瘡はひどい。
やっと中に入れてもらう。訪問客が来るたびに明けに来るのも大変だろう。
それ程人気のある観光対象ではなく、訪問者はみんな物好きだ。
写真を撮ってよい教会と、駄目な教会がある。
ここはよい。
屋根の裏側。
さて、みんな次に行くか。
外の方が好きなかやぴとふみちっち。
かやぴはよく転ぶ。
そして歩く
ふみちっちは登るのが好き。かやぴだけが登らせてもらうのは、ふみちっちは絶対に許せない。
次の教会に移動。
他の教会であった人にも会う。数少ない同じ場所をめぐる人だ。
覆いの下に昔の教会が見えている。
内側は、絵か絵がはがれた壁。
近くの村で遅い昼食をとろう。
どこの村にも大きな壺や窯がある。
お昼は、シェフを電話で呼び出すところから始まった。
ふみちっちは、鶏を捕まえるのに時間がかかっていると聞いたけど、本当かなあ。
かやぴも歩くことにした。
ふみちっちは、母とかやぴの間に入りたいのだけど、なかなか許してもらえない。
かやぴは歩くのが一番好きだ。
飽きるまで歩くぞ
雪の残る峠を超えて次の村に向かう。
教会以外は人家なし。
司祭だけが隣にすんでいるっぽい