夜寝ているときに泣き声を上げると、優しい母は隣に寝かせてくれる。そしてそこは父上の隣でもある。
昨日未明、そのように泣いた後、父上の尻をたたいていたら、いきなりぎゅっと強く押さえ込まれた。スリにズボンのポケットを狙われて、それを取り押さえた夢を見ていたらしい。おっかないなあ。
今日も未明、少し泣いた後にすやすやと寝ていたら、父上にいきなり布団で強く押さえ込まれた。訳が分からず父の肘をぺろぺろしたら、ふみちっちに気がついてくれて離してくれた。おっかない、おっかない。
早く力士の様に強くならねばと思った。